小規模の畜産は決してダメではない!!

中小の畜産業は復活できる


今、地域の中小畜産業が消滅しかけています!

小布施牧場がこの常識を打ち破ってくれました。


2020年9月、北信スマート・テロワールのオンライン定例ミーティングのこと。
木下荒野さん(31才)が淡々と話してくれた
小布施牧場の創業3年目となるドキュメンタリーは、
スマート・テロワールそのものでした!

なんと彼は、「スマート・テロワール」のことを知らなかったのです!
ニュージーランド、イタリア、スイスで学んだことが
スマート・テロワールだったのです。

この事実は、
松尾雅彦さんの「スマート・テロワール構想」が
正しかったことを証明したことになります。
世界に学べば、なるべくしてなる考え方だったということ。
「スマート・テロワール」の考え方は、世界では常識だったのです。

◆ 創業の経緯は、

1989年、木下荒野さん、小布施で誕生
'11年、楽農学園大学楽農学部卒業(北海道)
'11〜'14年、永井農場勤務
'14〜'15年、ニュージーランドのNorthash社にて1年間、放牧型酪農を経験。
その後1ヶ月間、妻の葵さんとイタリア、スイスの牧場をめぐり、
食文化、生活文化に触れながら遊学。帰国後、人工受精士取得。
'17年、小布施牧場株式会社を創業
'18年、8頭のジャージー牛導入('20年9月現在10頭)
'18年4月、ジェラード店オープン
'20年1月、チーズ工房完成
'22年、黒毛和牛繁殖牛舎建築予定


◆ スマート・テロワールの考え方に基づいて検証してみると、

1 耕畜連携の推進          ○
2 余剰水田の畑地転換と輪作の導入  ○
3 農工連携の推進          ○
4 工商連携、地消地産の推進     ○
5 食と農のプラットフォームを創る  ✖(これからです)
6 スマート・テロワールの自給率目標 ○
7 美しい景観の実現         ○

 現状は小布施牧場内の連携・循環ですが、これを地域に広げていけば、北信スマート・テロワールになります。スマート・テロワールの特徴は飼料の自給であり、そのために放棄・荒廃農地が活用され美しい景観が出現します。理念、やっていること、ビジョンに至るまで、スマート・テロワールそのもの!



ビジョン

小布施牧場の成功をモデルにして、全国とアジアの荒れた里山を、 美しい味わいの里に再生させます。



牧畜の将来のイメージ

ペーターたちが全国、アジアの里山で活躍して、立派に家族を養える、緑の地球。

(ペーター:ハイジの物語に出てくる牧童の名前。聖ペテロのこと。伝道師ともとれる)



小布施牧場の基本技術は

小布施牧場の基本技術は、ニュージーランド式放牧酪農です。
月間『農業経営者』(2017年11月号)に掲載された記事をご紹介します。
イントロの一部を引用します。
『ニュージーランドで私が見たのは、当時の日本の酪農とは全く別の世界だった。酪農家の自宅を訪ねると、テニスコートやプールがあり、きれいなドレスを着た奥さんがイングリッシュティーと手づくりのクッキーでもてなしてくれた。聞けば、年に2、3カ月、海外旅行に行く酪農家も多いという。例えるなら、ニュージーランドの酪農家は、日本での医者と同じようなステータスであり、憧れの職業だったのである。』

『持続可能性が高いニュージーランドの管理放牧畜産』
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/2020/09/blog-post_17.html



小布施牧場創業3年の実績から見えてきたこと

◆ 乳牛10頭(内7頭搾乳)で、家族と従業員を養える。(3年目で黒字の見通し)
◆ 観光客を当てにしなくても、地域内の消費で経営が成り立つ。
 (小布施の観光客は、9月現在前年比30%。小布施牧場は観光客無しで売上100%)
◆ ニュージーランド式放牧で、購買飼料を減らして、良質な乳製品と肉を生産できる。
 (荒廃農地を活用して飼料の自給を目指す)
◆ 20ヘクタールの遊休・荒廃農地と里山が牧草地と飼料生産農地に変わる。
 (飼育牛の頭数と堆肥の量と畑地・牧草地のバランスを考慮した営農計画をする)
◆ 荒廃農地、里山が整備され、美しい景観ができる。
◆ 結果として、食料自給率が上がり、地域内経済・資源の循環構造ができ、環境と景観が向上する。
 (「スマート・テロワール」の目的)
◆ 荒廃農地や荒れた里山が美しくなり、周囲の環境の景観が良くなった。



小布施牧場の理念

楽農経営による美しい里山を増やします
〜 美しく、たくましく、優しく、美味しく、楽しく 〜

小布施牧場の事実は日本中でこのやり方を真似すれば、
今日本で消滅の危機に瀕している畜産業が蘇ることを意味しています。

木下荒野さんは、研修生を受け入れ、人材を育てることを考えています。
意欲のある若者を派遣しましょう!

小規模の畜産は決してダメではない!!のです。

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